アートについて

身近にアートを感じられる空間

心を豊かにするアート。旅の途中の1コマにお部屋でのくつろぎの時間にアートを感じてみて下さい。
自分の感性に訴えかける事で、もたらすほんの少しの安らぎの時間をお楽しみください。

エントランスで出迎えるのは、現代アートの分野で活躍する金沢のアーティスト大森慶宣さんの作品

人類の知的遺産として長年貴重に保管され続けた精選された書物の1ページ。西洋の歴史と文化に触れるひとときを

随所に配置された金沢の作家がディテールこだわりをもって製作した天然の素材を使ったインテリア作品

グレゴリオ聖歌

オットマー聖書

印刷時祷書

アジア地図 第5(V)図

カンパニュラとフクロナデシコ図

コウホネ図

アオガラ

野草の図譜

野草の図譜

りんご

日本の学校の様子

 

「グレゴリオ聖歌」
14〜15世紀 イタリア
羊皮紙に手写本

グレゴリオ聖歌は、カトリックの教会で歌われる単旋律の無伴奏の音楽です。19世紀末より音楽史の研究が盛んになり、旋律を聴くと脳内のベータ波が高まることが発見され「癒しの音楽」と形容されるようになりました。

「オットマー聖書」
(第13番目のドイツ語聖書)
14〜15世紀 イタリア
羊皮紙に手写本

初期活版印刷の文字に木版画の挿絵。場面はモーゼのエジプト脱出、歌い踊るミリアム、『出エジプト記』の一葉です。「ルターがドイツ語の聖書を作る以前に出版されたドイツ語聖書」という部類に入る重要な書物です。

「印刷時祷書」
(ポストインキュナブラ)
16世紀初頭 ドイツ
木版&活版印刷

いわゆる時禱書(キリスト教の祈祷のための指南書)からの一葉です。時禱書の多くは、グレゴリオ聖歌のようにベラムで手写本が主流ですが、こちらは当時珍しく活版印刷された作品になります。

「アジア地図 第5(V)図」
1580年
木版画

『コスモグラフィア』は大航海時代における代表的な地理学の書物です。この書物は6カ国語に訳され、合計35版46刷を重ねました。この書物が印刷された時代は、日本では安土桃山時代に当ります。

「カンパニュラとフクロナデシコ図」
17~18世紀 ニュルンベルク
銅版画に手彩色

『アイヒシュテットの庭園』は、ボタニカルアートの代表的な作品です。バジル・ベスラー(ニュルンベルクの薬種商)が、アイヒシュテットの公爵司教ヨハン・コンラート・ゲミンゲンの後援を受けて出版した巨大な本。

「コウホネ図」
18世紀半ば ニュルンベルク
銅版画に手彩色

イギリスにおける代表的なボタニカルアート作品のドイツ語版。作者は女性であり、出版業であった夫が監獄行きとなった際に家計を稼ぐべく素人ながらに植物図譜を描き出版したという逸話を持ちます。

「アオガラ」
エドワード・ドノヴァン『英国鳥類図譜』
1794-1819年 ロンドン
銅版画 手彩色

エドワード・ドノヴァンは、ボタニカルアートの領域では極めて重要な人物です。彼の出版した書物は、いずれも博物学の代表的書物として珍重されています。全ての図譜の原版はドノヴァン自ら描いたものです。

「野草の図譜」
シュトゥルム『ドイツ野生植物図鑑』
(1796-1862年)より
銅版画手彩色図譜

ドイツの植物学者ヤーコップ・シュトゥルムによる図譜。植物図譜本が王様貴族のものとして、主に「エキゾティックな」異国の花々をテーマとして、作者は意図的に、この図鑑を身近な植物をテーマとして廉価に作成。

「野草の図譜」
シュトゥルム『ドイツ野生植物図鑑』
(1796-1862年)より
銅版画手彩色図譜

ドイツの植物学者ヤーコップ・シュトゥルムによる図譜。植物図譜本が王様貴族のものとして、主に「エキゾティックな」異国の花々をテーマとして、作者は意図的に、この図鑑を身近な植物をテーマとして廉価に作成。

「りんご」
18世紀
銅版手彩色

作者と書物の詳細が不明ですが大変美しい図譜です。手彩色職人により繊細なタッチでりんごが忠実に描かれております。銅版画の線が消されるくらい、りんごを写実的に見せるべく夢中で塗られています。

「日本の学校の様子」
『イラストレイテッド・ロンドンニュース1889年3月号』
木口木版に手彩色

『イラストレイテッド・ロンドンニュース』は、絵入りの週間雑誌として世界最初の出版物です。また、日欧交流に興味を持つ人の間では、幕末明治初期に日本を訪れた西洋人による日本を描いた有名な記事です。